5/18(金)ル・テアトル銀座で
ミュージカル・コメディ「LUV」を見ました。うーん、2日前に見た「美味学院」が若さがあっても技術がないから、大劇場という空間を埋め切れなかったとしたら、この舞台は技術があっても舞台のエネルギーが客席まで伝わらなかったというのだろうか?
安寿ミラは言わずと知れた元・タカラジェンヌ、森山開次は(私は知りませんでしたが、)コンテポラリーダンサーの第一人者のひとり、貴水博之はaccessで歌手としても活躍している人。
森山はダンサーであることを知らなくても、足のつま先まで神経が行き届いた滑稽なくらいダンサーの立ち振る舞いだったし、貴水も心のこもった歌唱だったし、男性二人のやりとりはそれなりに面白かったのに、ミルト(森山)の妻で、後にミルトの親友の浮浪者ハリー(貴水)と再婚するエレン(安寿)の役がどうにも非・魅力的な役で、愛の不毛を訴えるのはいいけど、sexの不満を相手にばかり責めても・・・。どんてんがえしも、だから、何となく笑えない!コメディって実はいちばんむずかしいと思ってしまいました。