19日に世田谷パプブリックシアターでミュージカル
「pipi」を見た。土曜日の昼で客席の1/4は子ども(子ども料金は大人の半額以下の3,000円)達だった。
主人公のピッピを篠原ともえがそのタレントキャラそのままににぎやかに演じていたが登場した瞬間に客席の子どもの心を引きつけるような力があった。機関銃のような早口、軽妙な動き、そして荒削りながら心に染みる歌声。だから子ども達が物語に入り込んで、思わず私語を発するのは許せるけど、子どもが叫びだしたら、すぐ子どもを退出させるのは公共の場での最低限のマナーだと思ったのに残念ながらピッピとお父さんのいいシーンで舞台の雰囲気をぶち壊す子どもの絶叫があった。(これは親の責任だよね。)
海賊の父に育てられたため野生児のようなピッピが父とはぐれて、家でひとり暮らしをしていると近所の子どもとは意気投合するが、周りのおとなとはその価値観・生活態度で対立するというドタバタが延延と繰り広げられるんだけど、確かに大人たちの権威主義には批判されるべき面は多いんだけど
、「だけどピッピ!学校には、学ぶ喜びがいっぱいあるんだよ」。(←私の声)最後にお父さんとの船旅よりも町に残ることを選んだピッピも本能的にそのことがわかったんだと思うんだけど、そこが何も描かれてなくて、もの足りなかった。(やだ私って
「マイ☆ボス マイ☆ヒロー」にハマり過ぎているようだ。影響されまくりです。)